チリの落盤事故がようやく全員無事で解決しました。1人目が生還する場面をテレビの生中継で観ることが出来たのですが、救出カプセルが地上に現れた瞬間、現場で待機していた小学校低学年くらいのお子さんの映像が流れ、その子が感極まったのか泣き出す映像で、こちらも目が潤んでしまいました。そして今日は、リーダーとされる最後の方の救出の瞬間もライブで観ることが出来ました。その後新聞で、救出に向かった勇気ある方々も無事地上に立ったということを知りました。よかったです。地下700メートル、どんな世界かは想像すらできませんが、いつその場所も崩れるかわからないようなところで70日も過ごした彼らは間違いなく英雄でしょう。極限下でも規律のとれた行動を守り、無事を祈っている家族を生きる糧として、1名の犠牲も出さず生還できたのです。もちろん国を挙げての救出、ということも忘れてはなりません。軍政下でいろいろ悲劇のあった国で、いまだにその傷が癒えていないと聞きますが、このことをきっかけに素晴らしい国になっていってほしいです。私が最初に救出者を見たとき、真っ先に感じたのは「人間の生命力」でした。働き盛りの人もそうですが、今子供たちの自殺も大きな問題となっているようです。「いじめ」が大きな原因なのでしょうが、大切な命、なんとか全うしてほしいです。そうなれるよう、大人がもっとしっかりしなければいけないでしょう。われわれも、70日間を知恵と勇気で生き抜いた33人と同じ人間ですから。
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